代位弁済回避方法は？何をすればよいのか？
代位弁済を回避するためには
資金繰りが厳しくなり支払条件の変更（リスケ）を繰り返していると、金融機関担当者は代位弁済を進めてきます。
代位弁済した方が返済が楽ですよ。よければ代位弁済まで返済しなくていいです」
なんて言ってくる担当者がいる程です（この発言は完全な倫理違反です）。
騙されないで下さい。
その担当者は本気でそう思っているわけではありません。
金融機関は、代位弁済すれば利息を含めて即全額回収できるんです。
リスケ中の債務はできるだけ早急に代位弁済して手放したいのです。
最後まで粘って下さい。
金融機関は「利息」の支払は絶対に待ってくれませんが、「元金」は最低限支払を待てます（もちろんそれぞれの金融機関にもよりますが）。
交渉次第ですので、がんばって喰らいついて下さい。
この時点では信用保証協会付融資しか資金調達の道は残されていません。
もちろん、決算内容はだいぶ痛んでいると思われるので保証審査も厳しくなりますが、可能性はあります。
工事代金の回収金等の確実な返済原資に縛りをつけた期日一括返済の「手形貸付」であれば、決算状態が悪くても対応してもらえるケースがあります。
元金据置中であれば無理だと思いますが、リスケ中でもある程度の返済を続けていれば可能性はあります。
是非チャレンジしてみて下さい。交渉するのはタダです。
ちなみに、信用保証協会の審査では「将来の具体的な事業計画」がプラスに働くことがあります。
審査のためだけに必要なものではありませんし、企業にとっては重要なことなので、是非作成してみて下さい。
また、一つ気をつけて頂きたいのが税金関係です。
信用保証協会の審査では、いくら決算内容が良くても税金の滞納があればアウトです。
保証は受けられません。
こちらも注意しましょう。
保証審査がと通らない方へ・・・